年末年始のごあいさつ
早いもので2015年も暮れになってしまいました。今年も大変楽しい一年でした。難しい症例に悩み、いろいろと問題のある時期もありましたが、皆さんの頑張りと努力で乗り切ることができました。相変わらず私が、副病院長を始めとする多くの役職を勤めているため、皆さんには病棟や外来での診療のみならず、教育や研究でも教授の足らないところを補って余りある活躍をしていただきました。今年もここに心より感謝申し上げます。
今年も興味深く勉強になる症例を数多く経験することができました。その多くをまとめ、論文や学会で発表できたことはとても良いことでした。一つ一つの症例を大切にし、しっかりと検討することは、自分の勉強にも若手の教育にも大変有用です。工並君の指導で研修医が奨励賞を取ったことも嬉しい出来事でした。今後もこの努力をぜひ継続していただきたいと思います。
富士大和温泉病院内の地域総合診療センターの先生たちもよく頑張っていただきました。4年目が終了しようとしていますが、その成果をアジア家庭医療学会で発表することは大変楽しみです。来年は嬉野医療センターに新しいセンターもできます。このシステムも発展させていきたいと考えています。
研究面では、藤原君、多胡君、古川尚子君、内藤君の研究論文が見事掲載されました。それぞれこれから学位審査に挑戦です。それなりの苦労も予測されますが、頑張って見事博士になられることを願います。国内の学会発表は、例年通りプライマリ・ケア学会、日本内科学会、日本病院総合診療学会にきちんと発表できました。国外の学会は来年のフロリダのSGIMに4演題投稿中です。スリランカのアジアWONCAは2演題投稿中で、結果を待っていますが、採択は確実だと信じています。一年遅れとなった百武医局長の海外デビューも楽しみです。同門会も盛り上がりました。今年は佐賀の総合診療部出身で医学教育の教授になられた小田先生に講演をしていただきました。2年連続で教室出身の教授に講演していただくことは、教室員として誠に誇らしい限りです。医局員のみなさんは今年もよく頑張ってくれたと思います。皆さんのおかげで、心配していた入局もお一人ではありますが決定しました。今年も良い年でした。忙しさにかまけて教室を振り返らない教授で本当に申し訳ありません。皆さんのおかげで良い年を締めくくることができました。本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
総合診療部 山下 秀一
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