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2012年1月18日水曜日

病院総合医セミナーの報告

明けましておめでとうございます.

今年,最初の投稿とは気が引けますが,1月14日に参加した病院総合医セミナーの報告をさせていただきます.

第1部はアメリアで実際にホスピタリストとして働いている石山先生のお話.
(1997年卒で,最初は外科医として研修された異色の経歴の持ち主でした)

アメリカでは今まで家庭医が入院診療も行っていましたが,さすがに時代の流れなのか分業になったようです(家庭医はオフィス診療に専念し,入院はホスピタリストが担当する).
実際のホスピタリストの仕事内容を聞いたのですが,その内容は私たち総合医がやっている診療内容とほとんど変わりませんでした(クリニックから紹介された患者さんの入院加療・退院計画などをマメジメントする).

アメリカの病院でもコメディカルやSWの協力が大事で,それらをコンダクトするのがホスピタリストの役割とのこと.他にも研修医に対する教育の役割が大きいようです.
アメリカでホスピタリストは急速に増えており,現在では循環器内科医と同等の数になっているそうです.

ホスピタリストの位置づけとして,次のように紹介していました.
(汚いメモの,移りの悪い写真ですみません)


超高齢化社会が迫っている日本でも,総合医の役割が大きくなることは間違いないでしょう!
                                                                                                 総 合 : 吉   岡

2011年12月28日水曜日

総合診療部仕事納め

今日は、仕事納めでした。

今年も1年があっという間でした。

研修医の先生方も3か月お疲れ様でした。

ゆっくり休んで、来年もがんばりましょう。

hirotaki

2011年12月17日土曜日

学生さんの感想を また一部 紹介させていただきます.


Aさん

外来診療のポイント(レクチャー)では、入院患者さんの診療と外来診療を比較することで、わかりやすかったです。外来では、診断がついていない点・患者さんが帰ってしまう(時間が限られている)点・ニーズを知るという点がとても大きいということを再確認しました。

他の科の外来と比較して、いろいろな社会的背景を持った患者さんがいらっしゃっていて医師としてだけでなく、一般の大人としての対応の難しさを感じました。仕事が症状の改善を妨げたり、来院出来なくしたりするので、そのような話も聞いていかなければならないと思いました。


Bさん

患者さんの住所をチェックされていることに驚きました。ほかの科でもされることかもしれませんが、プライマリケア医は、通院しやすいかどうかなどを考慮して、より患者さんの生活によりそって医療を行うのだという印象を受けました。

患者さん全員に対して先生方がしっかり把握しようという意識が感じられました。そして、自分が診察していない患者さんでも、実際に診察した先生と同じ印象を持っていることに感心しました。自分もカルテを書く際やプレゼンを行う際は、自分が持った印象がきちんと伝わるように意識しようと思います。
 
 
Cさん
 
バイタルサインはルーチン的で今まではつい流しがちだったのですが、総合診療部での外来実習で、問診よりも先に手に入る情報なので、自然と気を配るようになり、その数値から患者さんがどの様な状態なのか「想像する」きっかけとなりました。
 
先生方も全員優しく、本当に楽しい実習でした。3カ月総合診療部で実習すれば問診やプレゼンの勉強だけでなく、国試に必要な知識もかなりつくのではないかと思えるぐらい勉強になりました。1日祝日を挟んだのがもったいなく感じるほどでした。
 
(※ 総合診療部の学生実習は残念ながら2週間です)

                                        担当:吉岡
 

2011年12月12日月曜日

総合診療・ウェブ・カンファレンスのご案内

日 時:平成23年12月16日(金18:00-19:00

場 所:総合診療部 医師室(病院2階)


テレビ会議システムを用いた,症例検討会です.
臨床推論(診断学)を学ぶのに,有用なカンファレンスです.
研修医の皆さんの,多数のご参加をお待ちしております.


参加施設:佐賀大学 総合診療部
富山大学 総合診療部

2011年11月20日日曜日

日本内科学会 九州地方会(佐賀)

今日は日本内科学会の九州地方会(佐賀開催)です。
私も発表させていただきます。演題は

「B群溶連菌による感染で,全身諸臓器に膿瘍などを生じた1例」 です。

感染性眼内炎、化膿性膝関節症、腸腰筋膿瘍、椎体炎・椎間板炎、
(感染性)腹部動脈瘤を合併し、治療に難渋した症例です。


プログラムを見ると、現在当科でも診断に難渋している「IgG4関連疾患」に
関する演題が3題出されています。

また、先週外勤で遭遇した「たこつぼ型心筋症」に関する演題も3題あります。

他にも、昨年当科で経験した「メソトレキセート関連リンパ増殖性疾患」の
報告が1題あります。


出来るだけ、たくさん勉強してきたいと思います。

                                   総合:吉岡

2011年11月16日水曜日


総合診療・ウェブ・カンファレンスのご案内

日 時:平成231117日(18:00-19:00

場 所:総合診療部 医師室(病院2階)


テレビ会議システムを用いた,症例検討会です.
臨床推論(診断学)を学ぶのに,有用なカンファレンスです.
研修医の皆さんの,多数のご参加をお待ちしております.


参加施設:佐賀大学 総合診療部
富山大学 総合診療部



2011年11月6日日曜日

ティアニー先生

先週,ティアニー先生の講演を聞きにいったので,簡単に報告します.
(提示された症例を,ティアニー先生が解決していくというものです)

症例は30代,男性
20年来のScがあり,プロブレムは1週間持続する発熱です.

まず先に,Scのため病歴が十分に取れていないかもしれないことを
ティアニー先生は強調されました.

次にサルコイドーシスと診断された既往があるという情報から,
「サルコイドーシスと診断されて,実は結核だったという症例を
 2例見たことがあるけど,そんなことはないよね?」
と,早くも核心をつく発言あり.経験豊富であることが分かります.
また,「前医の診断を鵜呑みにしてはいけない」 ことに気付かされます.

さらに「肉芽腫性疾患には100種類以上ある」とのこと.
病理にも詳しいティアニー先生,おそるべしです.

身体所見ではリンパ節腫脹を認めるのみでしたが,5年前の生検結果を
取り寄せると,結核も完全には否定はできないとのコメントが・・・

クオンティフェロンは弱陽性でしたが,「診断的治療始めた方がよいで
しょう」とティアニー先生.

実際に治療を始めたところ,翌日には解熱!
見事な問題解決でした.

他にも,
「本当にScなのか?,Willson病が隠れていてSc様に見えることがある」
「精神疾患の患者は他の病気を合併していることが多い.まっさらな目で
 見ることが大事」
など,いくつかのパールを披露してくれました.

ティアニー先生は世界でも著名な先生で「診断の神様」と呼ばれています.

英語が苦手なので,通訳なしではわかりませんが,「世界の一流」に触れる
機会はそうないので,みなさんも一度「世界の一流」に触れてみることを
お勧めします.


                                                                      総 合 : 吉 岡