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2010年7月26日月曜日

総合診療について考える(4)

総合診療を行う上で,知っておいた方が良い疾患・知っておいたら得する疾患を,このブログで記載したいと思います.
今回は,「偽性褐色細胞腫」.
発作性に頭痛,めまい,動悸,発汗などを伴う高血圧の病歴があるが,検査をしても,軽度のカテコールアミン上昇のみで,画像診断上,褐色細胞腫を疑わせる所見はないことは,良くありますよね.我々は,褐色細胞腫を疑うことは多いですが,そのほとんどは「はずれ」で,何年かに一度しか遭遇しません.発作のない時の血圧は,正常か軽度高値のようです.β受容体の機能亢進との関連が示唆されています.β遮断薬またはαβ遮断薬の内服が有用で,ベンゾジアセピン等の併用もまた良いようです.(暁の超特急)

2 件のコメント:

  1. 私は佐賀県佐賀市金立大字大門、高速道路の金立パーキングエリアのある部落の出身の小児科医です。もう72歳のロートル医師ですが、小児医療の総合性を求めてやってきました。何を持って総合というのかは難しいですね。日常的に遭遇する疾患は、ありふれた病気です。出くわす健康問題もありふれた問題です。でも、その中に稀な病気が隠れています。また、患者への関わりも患者本人にだけでなく、祖父母まで含めた家族全員に関ることで、患者に利が生まれます。総合の意味は広いと思います。

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  2. 原先生、コメントありがとうございました。
    我々も同じように患者様に広く関わり、良き相談相手となれるように日々努力しています。
    総合診療の真価が問われる時代がきつつあると思っています。これからも精進いたします!

    総合スタッフより

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