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2010年7月9日金曜日

総合診療について考える(2)

総合診療医は,特定の分野に限定せず全体を俯瞰でき,かつ,対人関係・コミュニケーション能力に長けていると,私は思っている.その能力を発揮できるひとつに,院内の横断的チーム医療に参画することがあげられる.組織の「識」は,縦糸と横糸とを組み合わせて布を作ることを意味しているが,臓器別・系統別の,主に縦割りのspecialistと,全体を横断的に見ることの多いgeneralistは,まさに,病院と言う組織の中で,縦糸と横糸の関係となる.患者中心の医療を実践し,安全で質の高い医療を提供するためには,組織としての医療機関内で,互いの役割が分化・統合されている必要がある.ややもすると,縦にほどけそうな布を,しっかりと横糸で支えていくのが,総合診療医の役目と考えられる.(暁の超
特急より)

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