ブログがおもしろかった方はぜひクリックしてください!

ブログがおもしろかった方はぜひクリックしてください!→ 人気ブログランキングへ

2010年7月16日金曜日

高血圧の話

昨日の糖尿病の話に続きまして…高血圧のまとめを!

■ポイント1:蛋白尿が出てからでは介入は遅い。アルブミン尿の時点で介入を!!
早めに介入をしなきゃいけません。健診も蛋白が出てないから、、、と油断は出来ませんね。
ハイリスクな人はアルブミン尿を測って介入を勧めましょう。
■ポイント2:食塩感受性を意識しよう
NaClの再吸収を高める素因として肥満や、糖尿病、年齢などなどがあります。
高血圧だけ治療するのではなく、やはり総合的に加療することが大事ですね。
■ポイント3:合剤のHCTZは6.25mgが良いのでは?
12.5mg配合の薬もありますよね。様々統計が出ているでしょうが、先日の講演会では尿酸が上がる合併症が出てくるのが、6.25mgだと0.3%、12.5mgだと0.7%でした。
この値が高いか、低いか、差が大きいのか小さいのかの差はあるでしょうが、一つのポイントになるかと思います。
■ポイント4:臓器障害があるならばARB+CCBがお勧め
臓器障害がある場合は強力に血圧を抑制するためにも、ARB+CCBがお勧めとのこと。臓器障害がなければARB+利尿薬を使っているとのことでした。
■ポイント5:アドヒアランスを考える
コンプライアンスからアドヒアランスに言葉が変わってきたのはご存知のとおり。
「高いお薬でアドヒアランスを高める」 が、合剤の歌い文句ですが、自分なら…「ちゃんと飲むから安い奴で!!」 かも?!

以上が、高血圧の講演のまとめでした。
糖尿病も合わせて考えると、どちらも一つの病気だけを追っていても上手くいかず、やはり総合的に治療することが大切と言うことでしょう。
一般内科医として、上手く治療できるよう皆さん知識をUp Dateしながら、患者さんと共に頑張りましょう!!


にこまるぱぱ(゜∀゜)

P.S 今日は医局説明会の後、歓迎会です。この時期に美味しいビールサーバーもあります☆ みんなで暑い夜を楽しみましょう!!

0 件のコメント:

コメントを投稿